糖尿病とお口のこと
2018/07/17

むし歯を防ぐフッ素の効果と利用方法 ~研究員が教える豆知識 VOL.12~

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こんにちは。サンスター研究員の関根です。

研究員が教える豆知識 第12弾の今回は、「むし歯を防ぐフッ素の効果と利用方法」について、ご紹介します。

むし歯は子どもから大人の時代へ

「むし歯って子どもがなるものでしょ?」と思っているあなた。このグラフを見てもそう言えるでしょうか?

むし歯がある人の割合

※「むし歯のある人」には既に治療済みのむし歯と
まだ治療していないむし歯の両方が含まれています。

近年、子どものむし歯は減っているにもかかわらず、大人のむし歯は増え続けています。なぜ、55歳以降でむし歯が増えているのでしょうか?それは、「皆さんのお口の状態がよくなっているから」です。

「…え、よくなっているのに、なぜ?」と思った方も多いのではないでしょうか。

最近の調査(平成28年歯科疾患実態調査)では、77%の人が1日2回以上歯みがきをしています。また、歯みがき後に洗口液や歯間ブラシなどの歯間クリーナーを併用する人も増えています。

このような皆さんのオーラルケア意識の向上や歯科治療の進歩によって、失う歯の本数は少なくなっています。そのため、年を重ねても、歯が長く保たれるようなったことから、大人のむし歯は年々増加傾向にあるのです

「大人むし歯」とは?

大人のむし歯には、治療済みの歯にむし歯が再発する【再発むし歯】ハグキが下がった歯の根元にできる【根元むし歯】などがあります。成人や高齢者は、これら「大人むし歯」のリスクが高くなります。

「大人むし歯」の厄介なところは痛みを感じにくいこと。進行しても気づきにくく、ズキズキ痛み出して「あら、むし歯かしら?」なんて時には手遅れということも・・・。

そんな、「大人むし歯」には、「フッ素」による毎日のケアをおすすめします!!

「フッ素」のむし歯予防効果

私たちのお口の中では、歯の主成分であるカルシウムやリンなどのミネラルが、むし歯菌の作り出す『酸』などによって溶け出す【脱灰】と、溶け出したミネラルが歯に戻る【再石灰化】のバランスが保たれています。

「フッ素」には、

(1)脱灰を抑え、酸から歯を守る効果

(2)再石灰化を促進し、歯の質を強くする効果

さらには、

(3)むし歯菌の活動を抑制し、酸の産生を弱める効果

の3つのむし歯予防効果があります!

「フッ素」はこれらのトリプルアクションにより、むし歯のリスクから歯を守る効果があります。「フッ素」をうまく毎日のケアに取り入れることが大切です。

フッ素のチカラ

それでは、次に「フッ素」を使ったむし歯予防には、どんな方法があるのかご紹介します。

効果的なフッ素配合ハミガキの利用

日本で販売されているハミガキの90%には「フッ素」が配合されおり、身近で手軽にむし歯予防ができます。主なハミガキに含む配合されている「フッ素」の成分には、「MFP:モノフルオロリン酸ナトリウム」と「NaF:フッ化ナトリウム」の2つがあります。パッケージや、チューブの裏面の表示の中に「フッ素配合」や成分名が表記されていますので、店頭で購入の際にはチェックしてみてください。

<フッ素配合ハミガキの表示の一例>

<フッ素配合ハミガキの表示の一例>

また、ハミガキに含まれるフッ素濃度は、以前は1,000ppm以下のものが主流でしたが、最近では、これまでのハミガキに比べ約1.5倍(1,450ppm※)配合したものが販売されています。さらに「フッ素」を活用したむし歯予防効果が期待できますので、「大人むし歯」が気になる方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。 ※高濃度フッ素配合のため、6歳未満のお子様への使用はお控えください。

<高濃度フッ素配合ハミガキの表示の一例>

<高濃度フッ素配合ハミガキの表示の一例>

次に、フッ素ハミガキの使い方には大切なポイントがあります。

「フッ素」が効果的に働くためには、お口の中に「フッ素」を残すことが大事です。

ハミガキ使用量の目安 は、1~2 cmです。 使用量が少ないとせっかくのフッ素配合ハミガキの効果が十分に得られなくなってしまいます。

また、すすぎは、少量の水で、気持ちが悪くない程度にとどめましょう。

いかがでしょうか
歯みがきのときには、「フッ素」がより効果的に働くように、意識して使ってみましょう。

「フッ素洗口剤」のススメ

ところで、皆さんや、ご家族の方で、歯医者さんや学校などで、むし歯予防として「フッ素塗布」「フッ素洗口(うがい)」の措置を受けたり、耳にしたことがありませんか?

実は、これらの「フッ素」の利用については、これまで、医療用医薬品として、歯科医院や歯科医の指導のもとでしか利用することができませんでした。

しかし、そのうち「フッ素洗口(うがい)」に使われていた「フッ素洗口液」が、2015年からスイッチOTC医薬品(要指導医薬品)として、歯医者さんに行かなくても、薬剤師のいる薬局やドラッグストアで買えるようになりました。

このOTC医薬品の「フッ素洗口液」は、1日1回、歯みがきの後にブクブクうがいすることでむし歯予防ができます。

この「フッ素洗口液」に含まれるフッ素濃度は225ppmです。

「なんだ、フッ素配合ハミガキよりフッ素濃度が薄いじゃない!」と思われた方、

しかし、「フッ素洗口液」は、フッ素配合ハミガキとは違った特長を活かしてむし歯予防ができるのです!

「フッ素洗口液」は使用後に水ですすがないので、歯面に「フッ素」がしっかりとどまり、むし歯予防効果を発揮します。

実際にフッ素配合ハミガキと「フッ素洗口液」を使用した後に、口に残る「フッ素」の量を調べた結果(サンスター調べ)がこちらになります。

唾液中のフッ素濃度

フッ素配合ハミガキを使用するだけでも、お口の中に「フッ素」がとどまることがわかります。さらに、ハミガキと「フッ素洗口液」を一緒に使うことで、ハミガキのみを使用したときよりも、より多くのフッ素をお口に残すことができるのです!

「フッ素洗口液」の使用方法(用法・用量)

最後に、「フッ素洗口液」の使用方法をご紹介します。

(1)用法

1日1回食後、または就寝前に、洗口(ぶくぶくうがい)します。歯面に十分ゆきわたるように30秒から1分間ぶくぶくうがいし、吐き出します。使用後は水ですすぐ必要はありません。

(2)使用量

1回の使用量は5~10mLです。年齢や個人ごとにお口の大きさは異なるため、お口の大きさにあわせた量を使いましょう。4~5歳で5mL、6歳以上で7~10mLが目安量です

(3)効果的な使用方法

やすみ前、ハミガキでお口を清潔にしたあとの使用がオススメです。寝ているときは唾液の分泌量が少なく、使用後にすすがないため、長時間フッ素がお口の中にとどまります。

「フッ素洗口液」は家庭でできる非常に効果的なむし歯予防法なので、フッ素配合ハミガキと一緒にぜひお試しください!

※本記事では、わかりやすくするために、大人のむし歯を「大人むし歯」、フッ化物をわかりやすく「フッ素」、「フッ化物洗口」を「フッ素洗口」と表現しています。

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