糖尿病ニュース
2019/08/05

歯の喪失リスクが上昇する要因とは? しっかりケアして「健康な歯」を長く残そう!

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こんにちは。ヘルスナビゲーターのたまきです。

今回は「歯の喪失リスク」と「歯を長く残すためのケア」について、こんな記事をご紹介いたします。

歯が喪失すると、どうなってしまうの?

みなさまは、歯が喪失すると、どのようなことが引き起こされると思いますか?

歯を失うと、噛む力が弱まり小食や偏食につながります。その結果、栄養不良になるといわれています。さらに、筋力が低下し虚弱になりやすくなるため、高齢期における生活の質(QOL)が低下してしまうのです。とっても怖いですよね。
 


そうならないためには、歯の喪失をしっかり予防し、高齢期になるまで「健康な歯」を持ち続けることが必要不可欠です。それでは、歯の喪失リスクが上昇してしまう要因とは何なのでしょうか。

富山大学の調査結果によると、「糖尿病」、「骨粗鬆症」、「喫煙習慣」があると歯の喪失リスクが高くなると発表されました。今回は、これらの原因により歯の喪失リスクが上昇する理由と、「健康な歯を長く残すためのケア」についてご紹介します。

「糖尿病」・「骨粗鬆症」・「喫煙習慣」が、歯の喪失リスクを上昇

先述の報告がされたのは、「富山県認知症高齢者実態調査」です。65歳以上の高齢者のうち同意を得られた1,303人を対象に実施し、次のようなことが明らかになりました。

<歯の喪失リスク>
「糖尿病」・「骨粗鬆症患者」: 約2倍 歯の喪失リスクが上昇
「喫煙者」: 約4倍 歯の喪失リスクが上昇


では、なぜ歯の喪失リスクが上昇してしまうのでしょうか。

まず、「糖尿病」や「喫煙習慣」は、口腔内の免疫力を低下させてしまうため、虫歯や歯周病の原因となることが知られています。その結果、歯が喪失してしまうのです。また、「骨粗鬆症」も、骨強度が低下する原因となるため、歯の喪失が起こりやすくなります

出典:富山大学 地域連携推進機構 地域医療・保健支援部門、2019

 

さらに、「教育歴」や「肉体労働の職歴」も歯の喪失リスクに影響

さらに今回の研究では、残存歯のない275人と、残存歯がある898人の計1,173人を対象に、残存歯の有無と、「教育歴」や「生活習慣病」に関連性があるのかを調査しました。

まず教育歴についてですが、教育歴が10年以上の人を基準とした場合、教育歴が6年以下の人の歯の喪失リスクは約3倍となり、教育歴が短いほど、残存歯がない人の割合が高い傾向にあることが分かりました。

出典:富山大学 地域連携推進機構 地域医療・保健支援部門、2019
 
今までも、教育歴は歯磨き回数や虫歯の本数に影響を与えるとの報告はありましたが、さらに「残存歯がない人の割合」にも影響を及ぼすということが考えられます。

さらに、肉体労働の職歴がある人も歯を喪失しやすいといわれています。具体的には、残存歯のない人は肉体労働の職歴割合が高く、非肉体労働を基準とした場合、肉体労働の職歴のある人の歯の喪失に対するリスクは約2倍となりました。

この背景には、交代勤務などによる不規則な生活習慣があると考えられています。

長く歯を残すためには何が必要?

研究グループは、「歯の喪失を予防して高齢期を健やかに過ごすためには、小児期から高齢期までの一生涯にわたる分野横断的で総合的な対策が重要」としています。

では「健康な歯」を長く残すためには何が必要なのでしょうか。
 


歯は一度失ってしまうと、病気のように治るものではありません。ですので、毎日の歯みがきを欠かさず行い、週に1回以上は鏡で自分の歯ぐき状態を観察し続けることが大切です。その中で自分に合った歯みがきの方法を見つけましょう。また、定期的に歯石をとりにいくなど、歯のクリーニングも行うのもおすすめです。

いかがでしたか?糖尿病や喫煙だけでなく、教育歴や肉体労働も歯の喪失リスクに影響するというのは驚きでしたね。

歯みがき自体は、毎日の習慣になっている方が多いかと思います。しかし、少しでも長く、たくさんの歯を残して健康であり続けるためには、こまめな口腔ケアが欠かせません。たまきも自分の歯ぐき状態をしっかりチェックして、セルフケアを頑張りたいと思います。

 

 

▶元記事を読む

※引用元:糖尿病ネットワーク
歯の喪失 糖尿病や骨粗鬆症があるとリスクが増加 口腔ケアが大切 - 2019年07月03日
https://dm-net.co.jp/calendar/2019/029281.php
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