糖尿病ニュース
2018/11/19

糖尿病治療薬と同程度の効果!?○○○治療で血糖コントロール改善

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こんにちは。ヘルスナビゲーターのたまきです。

今回は「糖尿病治療と歯科治療の関係」について、こんな記事をご紹介いたします。

歯周病を治療すると糖尿病のコントロールが改善 合併症リスクも低下

みなさんは糖尿病を改善しようと考えたときに、生活の中の何を改善しようと思いますか?食事、運動、薬治療など・・・取り組めることはたくさんあると思いますが、歯周病の治療も効果的だということをご存知でしょうか。

歯周病は「糖尿病の第8の合併症」といわれ、糖尿病の人は特に発症リスクが高いそうです。歯周病菌は体内で炎症を引き起こし、インスリンの効きが悪くなるインスリン抵抗性につながります。糖尿病治療の鍵となるのは、いかにインスリン抵抗性を防ぐか、なのです。
 

歯周病の症状
<歯周病の症状>

 


そこで今回は、英国糖尿病学会とユニヴァーシティ カレッジ ロンドン イーストマン歯科医学研究所が資金提供して実施された研究をご紹介します!

歯周病治療で血糖コントロールが改善?

今回の研究では、歯周病を治療し慢性炎症を抑えることで、2型糖尿病の人の血糖コントロールを改善できるかを調べました。

血糖コントロールが不良で、歯周炎が起きている糖尿病患者264人を以下2つのグループに分け、12ヵ月にわたって研究を実施しました。

グループA:従来の2型糖尿病の治療 + 歯周病の積極的(※)な治療
グループB:従来の2型糖尿病の治療 + 歯周病の標準的な治療

※グループAは歯石除去や歯面研磨といった標準的な治療に加え、3ヵ月ごとに歯周ポケットを洗浄。必要に応じて薬で炎症を抑え、歯肉や歯根の外科手術も実施。またプラークが蓄積しないように、歯磨きや歯間ブラシの使い方などの講習も受けた。

このような研究の結果、12ヵ月後、各グループのHbA1c数値は研究開始時の参加者の平均数値:8.1%から以下のように変化しました。

<研究開始12ヵ月後のHbA1c平均数値>
⇒グループA:平均7.8%
⇒グループB:平均8.3%


また、歯周病の積極的な治療を受けた患者は、HbA1cが平均して0.6%低下しており、歯周病を積極的に治療することで血糖コントロールが改善することが示されました!

これについてデエィウト教授は、「血糖値を下げる糖尿病のお薬は2剤以上を使うことが多いのですが、HbA1cを0.6%下げられたということは、糖尿病の薬を2剤処方したのと同程度の効果を得られたことを意味します」と話しています。

歯周病治療で全身の慢性炎症も抑制

研究では、慢性的な炎症も減少しており、心臓病・脳卒中・腎臓病などの深刻な糖尿病合併症のリスクを下げることがわかりました。研究チームは現在、心臓病や脳卒中のリスクの高い患者に対しても歯周病の治療は効果的がどうかを調べる大規模な研究を計画しています。

現状では2型糖尿病の治療を受けている人が、治療の一部として口腔ケアについてのアドバイスを受けることは一般的に少ないそうですが、今回の研究により、歯周病の治療などの口腔ケアが糖尿病の治療の観点からも不可欠であることがわかりましたね。
 



研究者らは、糖尿病治療と歯科治療を並行して行うことを標準的な治療として取り入れる必要性があることを、糖尿病治療に携わる医療者に認知してもらうための働きかけを、英国の国民保健サービス(NHS)と共同で行っています。

いかがでしたか?糖尿病治療と歯科治療の関連性を意外に感じられた方も多いのではないでしょうか?口腔ケアはぜひ毎日の習慣にしたいものですね!

 

 

▶元記事を読む

※引用元:糖尿病ネットワーク
歯周病を治療すると糖尿病のコントロールが改善 合併症リスクも低下 - 2018年10月31日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2018/028597.php
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