糖尿病ニュース
2016/12/12

アルツハイマー病は予防できる!今すぐできる5つの対策

151view
クリップ

こんにちは。ヘルスナビゲーターのたまきです。
今回は、認知症を予防する効果的な方法について、こんな記事をご紹介します。

アルツハイマー病を防ぐためにいま必要なこと 5つの方法で対策

アルツハイマー病とは、脳がダメージを受けて記憶力や判断力が低下し、日常生活に支障が出る病気であり、認知症を引き起こす原因の約70%を占めているといわれています。

アルツハイマー病を発症すると、記憶をつかさどる脳の海馬の萎縮がはじまり、萎縮が脳全体に広がっていきます。アルツハイマー病の人の脳には本来自然に分解されるはずの「アミロイドβ」や「タウタンパク」が多くたまり、これらが脳の神経細胞を破壊します。

このアミロイドβはアルツハイマーを発症する10~20年前からたまりはじめるため、個人差はありますが50歳代から予防をすることが大切です。現在世界のアルツハイマー病の有病者数は4,680万人に上り、今後20年間で2倍に増えると予測されています。

近年、2型糖尿病や高血圧、脂質異常症、肥満などの生活習慣病が、認知症のリスクを高めることが分かってきていており、特に糖尿病の人がアルツハイマー病や血管性認知症を発症するリスクは2~4倍に上昇するそうです。

糖尿病がアルツハイマー病を発症しやすい理由として、

(1)脳の動脈硬化が促進され、脳梗塞の発症リスクを高めること、
(2)「食後高血糖」が結果として脳の神経細胞にダメージを与えること

などが揚げられます。
さらに認知症のリスクは、糖尿病の前段階である「耐糖能異常」の場合でも高くなるのだそうです。

しかし一方で、適度な運動、食生活の改善、禁煙などに取り組み、生活習慣病を予防すれば認知症の予防につながることも分かってきました。すでに生活習慣病がある場合は、その病気に対する治療も行うことが、アルツハイマー病の予防に役立つそうです。

国際アルツハイマー病協会(ADI)は、アルツハイマー病を予防するために、次の5つのことを毎日続けることを勧めています。

==========
(1)ウォーキングなどの運動を続ける
ウォーキングなどの有酸素運動は、脳の血流を良くする効果があります。また運動は内臓脂肪を燃やし、血糖値や中性脂肪値・血圧を下げる効果もあり、HDLコレステロールを高める働きもあります。

運動する目安は「楽」から「ややきつい」と感じられる程度の運動を、1日30分週3日以上行うことですが、10分ずつ3回に分けて行っても効果があるそうです。

さらに楽しみながら行うと脳が活性化し、認知症予防の効果がさらに上がることが期待できるので、無理せず楽しめる程度に行うのがいいですね。

高血圧、糖尿病、脂質異常症などがある人は、安全に運動するために前もって医師にご相談ください。

(2)体と脳を同時に使うと効果的
記憶力を回復するためには、体と脳に同時に負担をかけると効果的です。歩きながら計算をする、踏み台昇降をしながらしりとりを行うなどの運動プログラムを行うと、記憶力や判断力が向上し認知症予防が期待できます。

(3)魚・野菜・果物・大豆を十分に食べる
生活習慣病を予防・改善するための食事は、認知症予防にも重要です。コレステロールを減少させるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含む魚(サバ・イワシ・サンマなどの青魚)を摂ると、アルツハイマー病の発症リスクが低下するという報告があります。

他にも、コレステロールや中性脂肪を低下させる働きのある栄養素を含む大豆食品や、ビタミンやポリフェノールなどの抗酸化作用のある栄養素を含む緑黄色野菜・果物・海藻類・ナッツ類なども効果があるという研究も報告されています。

以前から日本食の素晴らしさをお伝えしてきましたが、これらの栄養素は日本食に多く含まれるので、日本食が認知症予防に効果的という研究もあります。

(4)コミュニケーションにも予防効果がある
人とのコミュニケーションも予防の効果があります。大勢の人と一緒に活動したり、楽しくコミュニケーションをとることは、脳に刺激を与えて脳の神経細胞を活性化させます。また、社会の中で役割を持つことが認知症予防につながりますので、人の集まる場所に出かけて、積極的にコミュニケーションをとるようにしよう。

(5)アルコールを飲み過ぎない
アルコール飲み過ぎは脳の働きを悪くさせます。高齢のアルコール依存症者には物忘れや認知症が高い割合でみられ、若い依存症の人でも、飲酒のために前頭葉機能が障害されている症例は多いそうです。

アルツハイマー病などによる認知症は進行性であり回復するのが難しいため、飲みすぎない習慣を早くから身につけることも大切です。
==========

また、日本の国立精神・神経医療研究センターなどの研究グループが、40歳以上の健常者を対象とした認知症予防に関する数万人規模の調査を2016年7月に開始しました。

研究グループの代表で国立精神・神経医療研究センターの水澤英洋理事長は「認知症はまだまだ解明されていないことが多い。国民ひとりひとりが最新の正確な情報をもとに、日々の生活の中であたまの健康を維持できるような環境づくりを目指す」と話しているそうです。

アルツハイマー病を治療する方法はまだ見つかっていませんが、生活習慣病の改善に努めれば、アルツハイマー病の予防にもなるということですね。

 

▶元記事を読む

※引用元:糖尿病ネットワーク
アルツハイマー病を防ぐためにいま必要なこと 5つの方法で対策 - 2016年10月06日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/025968.php
[日本医療・健康情報研究所] Copyright @ 2016 Soshinsha.

0件の「いいね!」がありました。
0件のコメントがあります。
並び替え
コメントするにはログインしてください